車両特性デザイン部門委員会

1.活動目的

トラック・バス等の大型車両や建設車両、防衛車両、鉄道、新交通車両、福祉車両など特殊用途の車両は、乗用車と異なる発展を遂げている。乗用車を初めとした様々な車両は、近年の運転操作支援技術の急激な進歩や将来的に期待される無人化や遠隔操縦の技術導入により、人の負担を減らして安全性を高め、通常環境だけでなく困難な環境でも走行や作業ができるなど、今後も大幅に利便性を向上させることが望まれる。これにはそれぞれの用途で使用される車両の特性と求められる技術の適切な組み合わせによる目的に合った車両の設計が必要であり、また、今後益々の進展が見込まれるEV化への対応が求められる。本委員会では、乗用車を初めとしてトラック・バス、建設車両から福祉車両にいたるまで幅の広い車両を対象として、操作性から操縦支援およびゼロエミッションに向けた電動車両や電化道路対応(Electric Road System)などの要素技術や社会基盤などの今後の方向性と技術の共有化を目指した設計・解析に対する検討を実施する。

2.委員長・幹事(2022-23年度)

委員長 田島 孝光(株式会社本田技術研究所)
幹事
  • 浅野 雅樹(株式会社いすゞ中央研究所)
  • 佐藤 隆之(日立建機株式会社)
  • 林 隆三(東京理科大学)
  • 山川 淳也(防衛大学校)

3.主な対象分野・事項

  • 大型車両/特殊車両
  • 電気社会システム
  • 操作性/制御性/快適性
  • 操作
  • 鉄道
  • ヒューマンインターフェース
  • 運転支援
  • 運転支援/ドライバ支援
  • 高齢者対応
  • パーソナルモビリティ

4.活動内容

これまでの活動を継続し、乗用車、大型車両、産業用車両、防衛車両、福祉車両などの運動性、要素技術、操作系などの関連技術を中心とした話題、関連性があるものの異なる業種の話題などを提供する。また、話題提供だけでなく見学会を実施し、前記に関係する最新の技術を理解するとともに、新たな方向性についての検討を行なう。加えて、将来のEV車両拡充に向けた取組みとして、航続距離などの問題を解決するために、大電力で走行中に直接充給電する方式(走行中充給電:Electric Road System)を検討する。

5.技術のロードマップ

「自動運転・将来交通分野」のロードマップ一覧

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