構造形成技術部門委員会

1.活動目的

自動車車体の構造形成に関しては、企画・設計技術、材料技術、加工技術、生産技術、リサイクル技術などの広範囲にわたる固有技術をいかに有機的に最適化するかが重要である。本委員会は、これら固有技術に携わる委員で構成し、これら固有技術の最適化をポイントとして、自動車車体の構造形成のあり方を検討することを目的として活動する。 具体的には、5つのWG(構造WG、材料WG、車体技術WG、車体の協調領域に関わる外部機関との研究の推進WG(ISMAマルチマテリアル設計技術推進委員会)、車体の協調領域に関わる外部機関との研究の推進WG(市場環境FS研究))を設置する。これらのWG活動をベースに、10年程度先の車体のあるべき姿を議論し、日本の車体技術の底上げを総合的に図る。

2.委員長・幹事(2022-23年度)

委員長 植松 美彦(岐阜大学)
幹事
  • 喜多野 洋(日産自動車株式会社)
  • 片桐 知克(JFEスチール株式会社)
  • 操上 義崇(スズキ株式会社)
  • 三国 敦(トヨタ自動車株式会社)

3.主な対象分野・事項

  • 車体構造/車体設計
  • 設計最適化/ロバスト設計
  • 設計シミュレーション/設計ツール/設計モデリング
  • 軟鋼板/高張力鋼板/表面処理鋼板
  • アルミ合金/マグネ合金/チタン合金
  • 複合材料
  • 接着剤
  • 軽量化
  • 加工性/リサイクル性
  • ホワイトボデー

4.活動内容

自動車車体の構造形成のあり方を5つの視点から検討を行う。
①WG1:将来の車体のマルチマテリアル化を見据え、構造設計技術について検討する。
②WG2:カーボンニュートラル、製造のグローバル展開、資源制約も見据え、将来の車体について、主として材料、工法の視点から検討する。
③WG3:車体に関する各自動車メーカーの最新情報の発表、議論により切磋琢磨する場として春季大会フォーラム「車体の最新技術」を継続するとともに、車体研究に関するコンソーシアムについて検討する。
④WG4:車体の協調領域に関わる外部機関との研究(ISMAマルチマテリアル設計技術推進委員会)を推進する。
⑤WG5:車体の協調領域に関わる外部機関との研究(市場環境FS研究)を推進する。

5.技術のロードマップ

「材料部材、生産リサイクル分野」のロードマップ一覧

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