自動車技術会

自動車制御とモデル研究部門委員会

1.活動目的

欧州では,産学連携が進んでおり、とくに制御技術関連で著しい。翻って本邦では、企業と大学の連携の成果が学会レベルでも表れておらず、先端的な制御技術で欧州に遅れをとることが危惧されてきた。そこで、2014年度より、本会と先端的な制御・モデリングに関する研究者を多数擁する計測自動制御学会(SICE)とが共同して「自動車制御とモデルの研究専門委員会」を設置し活動してきた.同委員会は,自動車関連の技術者と制御・モデリング関連の研究者の情報交換や連携で成果をあげており、一例として、自動車関連エンジニアが、制御・モデリングの現実的な課題を「ベンチマーク問題」として公開し、大学院で研究論文の題材として利用する活動を実施してきており多数の論文発表の成果がある。さらに、数学者と連携し、新しい数理的手法による課題の解決を試みる。

2.委員長・幹事(2022-23年度)

委員長 安井 裕司(株式会社本田技術研究所)
幹事
  • 青野 俊宏(株式会社日立製作所)
  • 向井 正和(工学院大学)

3.主な対象分野・事項

  • エンジン制御/トランスミッション制御/シャシー制御
  • 衝突安全制御/予防安全制御/知能化安全制御
  • 統合制御/車体系制御/バイワイヤ制御/EV・HEV制御 (*)
  • CAD/CAM/CAE (*)
  • シミュレーション/モデリング

4.活動内容

①「ベンチマーク問題」・新規な数理的手法を題材としたOSを1件開催。
②新しいベンチマーク問題の挑戦者を支援する講習会又は公開委員会を1回/年開催する。
③FMI によるモデル接続・流通の啓蒙・展開を目的とする講習会または公開委員会またはOS乃至フォーラムを1回/年開催する。
④Modelica AssociationへのFMI、Modelicaに関する自動車業界の要望を取りまとめ、1回/2年開催されるInternational Modelica Conferenceの場で情報発信する。

5.技術のロードマップ

5.報告事項

【モデル交換のための「FMI活用ガイド Ver.1.0.0」を発行しました】

技術会議内「自動車制御とモデル研究部門委員会」 は、「FMI活用ガイド ver1.0.0」を発行しました。下記ファイルをご覧下さい。

(FMI活用ガイド発行にあたって)

自動車システムは高機能と高性能が求められ、その複雑なシステムの開発においてシミュレーションを活用したモデルベース開発の重要性が増しています。「自動車制御とモデル研究部門委員会」は、計測・制御・モデリング・モデルベース開発に関連する自動車業界の実問題に即した課題の解決に貢献すべく、自動車技術会と計測自動制御学会の連携委員会として発足しました。

モデルベース開発では、複数のシステムや部品を組み合わせてシステム全体の振る舞いを検証するために、社内の部署間あるいは関係会社とのシミュレーションモデルの流通が求められています。しかし、部署ごとの要求に沿って利用される様々なツールで記述されたモデルを接続するのは容易ではありません。このような背景から、ツールに依存しないモデル接続のための共通インターフェースとして、欧州の公的プロジェクトが規格化したFMI(Functional Mock-up Interface)が世界的に普及し始めていますが、日本のエンジニアにおいては、FMIの認知度が決して高いとは言えません。

同委員会の「FMI活用・展開検討WG」は、「国際標準記述によるモデル開発・流通検討委員会:モデル接続技術検討WG」でのFMIガイドライン策定活動(「非因果モデリングツールを用いたFMIモデル接続ガイドラインVer.1.0」2015年3月発行)を継承し、FMIの更なる活用・展開を図ることを目的として活動を継続しています。

これまでの検討成果として、FMIを利用する上での基礎的な技術や注意点を活用ガイドとしてまとめましたので、エンジニア間のコミュニケーションに少しでもお役立てて頂ければ幸いです。

2018年9月
公益社団法人 自動車技術会 「技術会議」
自動車制御とモデル研究部門委員会
FMI活用・展開検討WGメンバー一同

FMI活用ガイド ver1.0.1
Sample_3p1.zip
Sample_3p2.zip
Sample_6p2.zip
Sample_6p3.zip

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