第73回自動車技術会賞 受賞者決定

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公益社団法人 自動車技術会(会長 大津 啓司)は、4月26日(水)に第73回自動車技術会賞の受賞者を決定しました。

自動車技術会賞は、1951年に自動車工学および自動車技術の向上発展を奨励することを目的として設けられ、自動車技術における多大な貢献・功績に対し贈呈しています。第73回の受賞者は、次の通りです。


【学術貢献賞】1件

氏名 所属 受賞業績
森 一俊 帝京大学 企業および大学における研究活動を通じたディーゼル燃焼技術の発展と人材育成への貢献

【浅原賞学術奨励賞】4件

氏名 所属 受賞業績
矢作 修一 株式会社いすゞ中央研究所 Slip control during inertia phase of clutch-to-clutch shift using model-free self-tuning proportional-integral-derivative control
山岸 誠弥 株式会社いすゞ中央研究所 改良指針検討のための実稼働TPAによるエンジン騒音寄与分析
足立 崇勝 マツダ株式会社 機械学習を用いたロードノイズ予測手法およびメカニズム解明支援技術の開発
吉武 宏 国立大学法人東京大学 The Influence of Traffic Environment on Collision Risk Assessment Based on Right-Turn Driving Behavior at Intersections

【浅原賞技術功労賞】1件

氏名 所属 受賞業績
菊池 隆司 トヨタ自動車株式会社 エンジンのトライボロジー技術と産学連携支援による技術進化と燃費向上への貢献

【論文賞】9件

氏名(筆頭者) 所属 受賞業績
相原 建人 法政大学 連続可変剛性動吸振器の開発と性能解析
野村 佳洋 株式会社豊田中央研究所 ガソリンエンジンMBDに向けた筒内熱伝達モデル ―3D CFDによる現象解明と1D CFD用新モデルの提案―
芝端 成元 Vlabo 「過渡状態におけるDYC制御の原理と応用」 第1報~第3報
藤田 彰利 株式会社豊田中央研究所 噴霧根元の状態でディーゼルノズル内流れを表現した噴霧角予測手法
平山 勇人 日産自動車株式会社 ステンレス溶射ボアに対応した厚膜DLCピストンリングの開発
小林 孝雄 株式会社ブリヂストン タイヤ要求性能分析のための逆Magic Formula の開発
井上 慎太郎 トヨタ自動車株式会社 Risk Predictive Path Planning Considering Multiple Targets by Using Risk Potential Optimization Theory
藤田 預詞雄 トヨタ自動車株式会社 CAE/ML技術を活用した質量と性能の多機能トレードオフ検討技術の開発
伊藤 篤 三菱自動車工業株式会社 車両実形状モデルを用いた空力性能と通風性能の大規模多数目的最適化手法の構築

【技術開発賞】8件

氏名(筆頭者) 所属 受賞業績
山下 拓郎 株式会社豊田自動織機 新歯形スクロールによる電動車用圧縮機の低騒音化
奥村 素宜 トヨタ自動車株式会社 バイポーラ型ニッケル水素電池
田島 尚史 トヨタ自動車株式会社 機械学習を用いた車両ドライバビリティ性能の自動評価法
澤野 拓朗 トヨタ自動車株式会社 車両遠隔制御自律走行搬送システム
上野 紀条 住友重機械工業株式会社 自動車骨格部品の新成形技術 STAF "Steel Tube Air Forming" の開発
清水 保典 出光興産株式会社 業界初のJASO DH-2規格性能を有する金属非含有のディーゼルエンジン油の開発
谷川 達也 トヨタ車体株式会社 100%塗着霧化塗装技術
志茂 大輔 マツダ株式会社 独自の大排気量コンセプトと燃焼の理想追求に拘った3.3Lディーゼルエンジンの開発

【自動車技術会賞・技術教育賞リーフレット】

自動車技術会賞・技術教育賞リーフレットはこちらからダウンロード頂けます。


【受賞式 受賞者Q&Aタイムについて】

授賞式は、「2023年自動車技術会春季大会」会期中の5月25日に実施します。授賞式後、展示ホール2Fアネックスホールにて、15:30~16:00に授賞者が直接来場者からの質問に答える「受賞者Q&Aタイム」を実施します。


【自動車技術会賞の種類と概要】

学術貢献賞
技術貢献賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

  • 学術貢献賞:自動車に関する学術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈る賞。
  • 技術貢献賞:自動車に関する技術の進歩発達に貢献しその功績が顕著な個人に贈る賞。
浅原賞学術奨励賞
浅原賞技術功労賞

初代会長 浅原源七氏の提案により昭和26年に創設された賞。

  • 学術奨励賞:満37才未満であって、過去3年間に自動車工学又は自動車技術に寄与する論文等を発表した将来性ある新進の個人に贈る賞。
  • 技術功労賞:永年、自動車技術の進歩向上に努力した功労が大きく、かつ、その業績が世にあまり知られていない個人に贈る賞。
論文賞
技術開発賞

第3代会長 楠木直道氏、第6代会長 荒牧寅雄氏、第9代会長 齋藤尚一氏、第10代会長 中川良一氏、伊藤正男氏の各氏から提供された基金をもととする賞。

  • 論文賞:過去3年間に自動車工学又は自動車技術の発展に寄与する論文を発表した個人および共著者に贈る賞。
  • 技術開発賞:過去3年間に自動車技術の発展に役立つ新製品又は新技術を開発した個人および共同開発者に贈る賞。

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