他団体との協定文書

SAE Internationalとの互恵PR協定に調印 JSAE - SAE International Reciprocal Promotion Agreement

2010年6月4日、自動車技術会とSAE Internationalは、Reciprocal Promotion Agreementに調印しました。これは、双方が持ち寄った特定の広報ネタを、お互いのネットワークに乗せて対等に配信し合うというものです。

自動車技術会は世界各国に広がる10万名以上のSAE Internationalの会員に、一方でSAE Internationalは自動車技術会が有する日本人の数万名の自動車業界関係者のネットワークにそれぞれ大いなる価値を見い出し、合意に至りました。

今後は対海外のPRアイテムを増やし、自動車技術会の活動をこれまで以上に世界へ発信できるよう、取り組んで参ります。

2010年6月4日 ハンガリー ブダペストにて

左: 窪塚 孝夫 自動車技術会 常務理事

右: Dr. David Schutt, Chief Executive Officer, SAE International

日本ロボット学会との覚書および合同オーガナイズドセッション
共同運営に関する協定書調印について

2007年5月21日、社団法人自動車技術会と社団法人日本ロボット学会が、それぞれの目的達成にむけてさらに進歩発展するために、ロボット学会と自動車技術会が協力関係を構築することを目的とした「覚書」と、それぞれの学術講演会の中で開催する合同オーガナイズドセッションについて取り決めた「社団法人日本ロボット学会・社団法人自動車技術会 合同オーガナイズドセッション共同運営に関する協定書」に調印し、ロボット学と自動車技術に共通の学術・科学技術について交流し相乗効果を発揮していくことに合意しました。

なお、要旨は以下のとおりです。

要旨 「覚書」について

日本ロボット学会と自動車技術会は、それぞれ協力項目を出し合い合意するものから推進する。
第一段階として以下に示す項目について着手する。

  1. オーガナイズドセッション(OS)の共同開催
  2. 調査研究のための委員会の設置

「社団法人 日本ロボット学会・社団法人 自動車技術会 合同オーガナイズドセッション共同運営に関する協定書」について

  • それぞれの学術講演会の中で開催する合同オーガナイズドセッションについて、主導団体と協力団体の役割を取り決める。
  • 主導団体は、合同オーガナイズドセッションが含まれる学術講演会(大会、学術集会)を主催し、協力団体は主導団体の運営に協力する。
  • 主導団体は、学術講演会および合同オーガナイズドセッションに関する全ての運営責任を負う。
  • 主導団体は、合同オーガナイズドセッションの運営責任を負う。
  • 相互利益主義に基づき、主導団体を持ち回りとし、共同運営による恩恵を公平に享受するものとする。

なお、覚書の全文については、以下の通りです。

会議の共同運営に係わるSAE International との覚書について

自動車技術会では、かねてから国際活動の活性化を推進していますが、国際化の作業を進める上でその仕組みを構築することは重要な課題の一つです。この度、SAE International との間で「AGREEMENT BETWEEN JSAE and SAE in case of the JOINT ORGANIZATION of FUTURE CONFERENCES(今後のJSAE・SAE による会議の共同運営に係わる覚書)」に調印すると共に、今後とも更なる協力関係について双方にて検討を進めることを確認しています。
今回の覚書のポイントは以下の5点に要約されます:
JSAE・SAE の共同運営の会議において、

  1. 主催団体は、学術講演会・展示会などの運営上のあらゆる面において責務を担い、必要に応じてサポート団体の協力を仰ぎ、円滑な運営を行なう。
  2. サポート団体は、要求に応じて、主催団体に対する協力
  3. 主催団体とサポート団体は、発表論文の著作権を共有する。
  4. サポート団体は、出版物販売コーナーや展示ブースについて、双方の合意のもとで設営することができる。
  5. 相互利益主義の原則のもと、本会とSAEは共催会議を交 互に開催し、その恩恵を公平に享受するものとする。

このような協力関係を推進しつつ、今回の覚書への調印が、本会にとってSAEと対等なステータスを築いていく上での一つの布石となることが期待されます。

なお、覚書の全文については、以下の通りです。

自動車技術会・SAE International による包括覚書の調印について

2003年5月19日,自動車技術会とSAE International は,パシフィコ横浜にて包括覚書(MEMORANDUM OFUNDERSTANDING Between SAEInternational and JSAE)への調印を行ない,今後双方が対等な協力関係の構築を進めていくことに合意しました.

これまで当会とSAE International (以下SAE と略記)は,規格に関する協力の覚書(2001年12月),会議の共同運営に係わる覚書(2003年1月)への調印を行ない,その協力関係を推進してきており,今回の覚書の内容はこれまでの2件の覚書を含む包括的な内容となっています.

今回の包括覚書の内容で注目すべき点は,出向・転勤等の理由で相手国へ一時的に滞在する場合,学生会員を含む会員が,自国の資格で相手国の通常会員に付与される割引特典を享受できることにあります(互恵条項).従って,出向・転勤等で渡米するケースでは,SAE に申請すれば,自技会を退会してSAE 会員に移籍することなく,SAE から多くのサービスを受けることが可能となります.

なお,要旨は以下のとおりとなります.

要旨

  1. 本会とSAE は,会員資格・出版物・会議・展示会・技術者継続学習・学生活動・技術規格等の領域における協力について,協議を開始することに同意する.
  2. SAE は,日本における学生競技会の定着に向けて協力する.この競技会は,Student Formula SAE Competitionof Japan と命名され,両組織は将来的に当競技会をFormula SAE Series の一部として広報できる.
  3. 互いの国へ一時的に滞在する場合,学生会員を含む両組織の会員は,通常会員に付与される会議参加費・出版物購入費・継続学習セミナーを始めとするイベント参加費の割引特典を享受できる.この特権は1年を有効期間とし,連続する3年間を限度に更新が可能である.この特権は投票権や選出された個人で構成される委員会等への参加権は含まれない.申請は各自が滞在国で行ない,本人確認のために紹介状や会員証を提示する.また,毎年両組織の会長,及びSAE副会長と本会常務理事は,双方の会員資格が無償で与えられる.
  4. 両組織は,技術者継続学習に関するトレーニング・学習テキストの協力製作・開発の可能性を検討する.
  5. 規格に関する協力の覚書,及び会議の共同運営に係わる覚書については,調印済みである.
  6. 当該覚書より派生した案件は,新たに覚書を結ぶ.

会誌と会議共催に係わる中国自動車技術会との覚書調印について

2003年9月16日,自動車技術会と中国自動車技術会(以下SAE-China)は,The Agreement between JSAE & SAE-China Concerning Periodicals and Joint Technical Conferencesに調印し,会誌(※注)に係わる協力を行なうこと,将来的な国際会議の共催に関して検討を推進することに合意しました.

国際化を推進するなかで,特にアジア諸国との連携を推進することは,アジアの自動車技術の発展に主導的な役割を担う当会にとっての重要な課題と捉えております.

なお,要旨は以下のとおりとなります.

要旨

「会誌」に関して

  1. 定期的に双方の会誌を交換すること
  2. 双方の会誌記事の翻訳・転載を事前承認のうえ許可すること(その際,出典・著者名を明記すること)

「国際会議の共催」に関して

  1. 将来の共催の可能性について検討を開始すること
  2. 会議共催に関する規則は検討のうえ,あらためて制定・調印すること

※注:「会誌」とは,当会では「自動車技術」を指します.

TOP