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商用車用新中型ディーゼルエンジン「A05C」

  • 商用車用新中型ディーゼルエンジン「A05C」

燃料噴射圧250MPaの超高圧コモンレールシステムと2段過給システムの採用、また燃焼圧力の超高圧化に対応してシリンダブロックやシリンダヘッドおよびクランクシャフトなどの基本構造体の強化により、小排気量でありながら低回転から高トルク化を実現した。摩擦損失の低減として、ディンプルテクスチャ付きシリンダーライナーと、メインホール油圧による吐出調量型オイルポンプを採用した。これら技術により、中型商用車においては燃費基準+5%を達成、またEV走行も可能な新ハイブリッドシステムと組み合せて大型路線バスにも採用し、燃費基準+20%を達成した。

保管場所 日野自動車株式会社
製作(製造)年 2015
製作者(社) 日野自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状 使用中・公開
型式 / 製作
型式
A05C
会社名
日野自動車株式会社
搭載車種
中型トラック、バス
製作年
2015
設計者
日野自動車株式会社
諸元
シリンダ配列・数
直4
サイクル/冷却方式
4サイクル水冷
弁型式/数
OHC/4バルブ
燃焼方式
直接噴射方式
燃焼室
リエントラント
総排気量
5,123cc
内径×行程
112×130mm
圧縮比
17.5
性能
最高出力/回転数
191kW/2,300rpm
最大トルク/回転数
882Nm/1,400rpm
燃料噴射方式コモンレール式
排気ガス対応クールドEGR
装置
過給機形式
2段過給式
インタークーラー
空冷
特徴2段過給システムは、高圧段に可変容量型ターボ、低圧段にコンベンショナルターボを採用、高圧段を無段階に調整してあらゆる運転状態で過給圧を最適化した。
圧縮開放型エンジンブレーキシステムを採用することで補助ブレーキ性能を向上した。
オルタネータやウォータポンプ駆動用ベルトにオートテンショナーを採用してメンテナンス性を向上した。