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三菱デボネア

  • 三菱デボネア

三菱自動車がセドリック、クラウン、ベレル等に続いて本格的な乗用車として生み出した車であり、1963年10月の第10回全日本自動車ショーで2000cc最高級乗用車としてデビュー、堂々たるスタイルで注目を浴びた。
ボデースタイルはGM社の専属デザイナーとして活躍されていたハンス・S・ブレッツナー氏に依頼し、コルト1000の上級車として開発された。
当時の国産小型車としては、全長、ホイールベース共最長であり、また航空機生産の技術を生かしたユニットコンストラクションフレームなど技術の粋を随所に生かした高級車であった。
尚、展示車は1976年にマイナーチェンジしたモデルである。

保管場所 三菱自動車工業(株)乗用車技術センター   (〒444-8501 愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地)
製作(製造)年 1964
製作者(社) 三菱自動車工業株式会社
資料の種類 量産車
現状 展示(静態)・公開
車名 / 製作
車名
デボネア
会社名
三菱重工業(株)
製作年
1964
協力者
ハンス・S・ブレッツナー
実車所在/模型
三菱自工岡崎
型式 / 重量
スタイル
セダン
ドア数
4ドア
乗員
6名
車両重量
1,330kg
車体 / 寸法
構造
鋼板、プレス製
バンパー
鋼板、プレス製
ステップ
なし
全長
4,670mm
全幅
1,690mm
全高
1,465mm
タイヤサイズ
7.00-13
特徴
GMデザインセンターから独立したプレッツナー氏が日産シルビアに先んじてデザインしたボディ
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
鋼製 梯子型
前軸
独懸式コイル
後軸
リジット半楕円リーフ
軸距
2,690mm
前トレッドx後トレッド
1,360mm
車高調整
なし
ステアリング
ボールナット式
ダンパー
油圧式
スタビライザー
トーションバー
機関 / 寸法 / 出力
冷却/気筒配列
水冷/直6
弁機構
OHV
気化器
ツインキャブレター
内径x行程
80×66mm
排気量
1,991cc
点火系
イグニッションコイル式
最高出力/回転数
105PS/5,000rpm
特徴
原動機型式 KE64
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
前進4段(OD付)
駆動方式
FR
性能
モード燃費
-
参考文献モーターファン64年7、9月号 三菱自動車工業(株)社史
その他事項シャシー重量:1,050kg;前照灯:横並4灯式(シールドビーム);ワイパー:電気式;足ブレーキ:油圧、内拡ドラム;手ブレーキ:後輪制動;比出力:52.5PS/L;最高速度:155km/h