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日野 プロフィア

  • 日野 プロフィア

直列6気筒E13C型は、新世代ディーゼルエンジンとなるべく総力を挙げて開発した。世界初、電子制御パルスEGRと高効率クールEGRの組み合わせにより、NOxの低減を一段と確かなものとするコンバインドEGRを採用。そして、アイドリングレベルの低回転域から圧倒的な高トルクを発揮し、1,100回転で最大トルクを発生するエンジンに仕上げた。これにより、極めてスムーズな発進性を確保するとともに、マニュアルトランスミッション車では900~1,100回転で、早め早めにシフトアップしても粘り強い走りをするため、低燃費を実現した。さらに、プロシフトと組み合わせれば、つねに最適な燃焼回転数(グリーンゾーン)での走行となり、群を抜く低燃費をもたらす。

保管場所 日野自動車株式会社
製作(製造)年 2006
製作者(社) 日野自動車株式会社
資料の種類 量産車
現状 使用中・公開
車名 / 製作
車名
日野プロフィア
モデル名
FR1EXYJ
会社名
日野自動車株式会社
製作年
2006
設計者
日野自動車株式会社
車種・用途
トラック
実車所在/模型
量産中
型式 / 重量
スタイル
キャブオーバー
ドア数
2ドア
乗員
2名
車両重量
8,860kg
車両総重量
24,870kg
エピソード・話題性
実車でのテストをはじめ、コンピュータ解析やシュミレーション技術によって軽量化を目指した結果、クラストップレベルの軽量シャシを開発。同時に、トランスミッションケースやエアタンクをアルミ製とするなどの軽量化も図った。また、クラス最大の大容量(120kgm)PTOを新設定するなど、架装性も大幅に向上。きめ細かな方策により、積載効率を一段と高め、優れた積載効率をもたらすショートキャブ車型の充実も図った。
車体 / 寸法
構造
キャブオーバー
バンパー
付き
ステップ
付き
全長
11,990mm
全幅
2,490mm
全高
2,980mm
ランプ形式
ディスチャージ4灯式
タイヤサイズ
275/80R22.5
特徴
キャブのベッドスペース部分を取り除き、荷台を有効利用することで、大型トラックでは日本初の内寸長10m超ボデーを実現したショートキャブ。日野プロフィアLOBOXは、ボデー内寸幅の構造を見直すことで、1,200mm×1,000mmパレットも18枚積めるようになった。さらに低床4軸車(FW系)のバン架装では庫内容量65m³を実現。パレット積み輸送や軽量かさ物輸送等での積載効率の大幅向上を図った。
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
コ字断面・梯子形
前軸
逆エリオット形
後軸
全浮動軸管式(後前軸) 死軸式(後後軸)
軸距
7,070mm
前トレッドx後トレッド
2,060×1,840mm
車高調整
無し
ステアリング
ボール・ナット式
主ブレーキ
空気式
駐車ブレーキ
空気式車輪制動形スプリングブレーキ
ダンパー
無し
スタビライザー
無し
走行安定装置
無し
特徴
路面からの振動を巧みに吸収し、荷崩れや荷傷みを防止するエアサスペンション。日野プロフィアでは、FHを除く全車型のリヤサスペンションに、荷台振動吸収に最も効果的で日野として実績のある4バッグ式のダブルトレーリング・エアサスを設定した。
機関 / 寸法 / 出力
原動機名
E13C
冷却/気筒配列
直6・4サイクル水冷
弁機構
OHC
気化器
無し
内径x行程
137×146mm
排気量
12,913cc
最高出力/回転数
279kW/1,800rpm
最大トルク/回転数
1,912N・m/1,100rpm
排気浄化
酸化触媒
過給機
付き
可変システム
無し
燃料タンク容量
200 or 300L
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
7MT
駆動方式
6X2・後前軸駆動式
参考文献新井他 新大型トラック「日野プロフィア」 日野技報NO.55(2004年)他
車両紹介日野プロフィアの代表車型。新型E13Cターボインタークーラーエンジンを搭載。お客様の用途に合わせてキャブのベッドスペースをなくし荷台内寸法10m以上を確保したり、居住性重視のベッド付きのハイルーフキャブも用意した。