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日野EP100型インタークーラー付きターボ過給式エンジン

  • 日野EP100型インタークーラー付きターボ過給式エンジン

日本初のインタークーラー付きターボ過給式エンジン。大型トラック用ディーゼルエンジンの最小燃費率を 160g/PS h 台から一挙に 148 g/PS h に改善した。構造上の主な特徴は、ピストン頂面近くの燃焼室周縁部に冷却空洞を設けてここにシリンダーブロックから潤滑油のジェットを吹き込み循環させて強制冷却する、スチールラミネート製シリンダーヘッドガスケットを用いてヘッドボルト締め付け時のボア変形を防止、5噴口燃料噴射ノズルで低回転時の燃料微粒化・分布改善と高負荷時の多量な燃料噴射との両立、電子制御による燃料の精密なコントロール、広い回転域で効率良く吸気を圧送できるように工夫したターボ過給機用インペラー等である。

保管場所 日野自動車工業株式会社 総務部 (〒191-8660 東京都日野市日野台3-1-1)
製作(製造)年 1981
製作者(社) 日野自動車工業株式会社
資料の種類 量産車
現状 展示(静態)・公開
型式 / 製作
会社名
日野自動車工業(株)
製作年
1981
諸元
シリンダ配列・数
直6
サイクル/冷却方式
/水冷
弁型式/数
OHV/
総排気量
8,821cc
内径×行程
120×130mm
性能
最高出力/回転数
280PS/2,300rpm
装置
過給機形式
ターボ式インタークーラー付き
参考文献日野自動車50年史
その他事項燃費率:148g/PSh