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Honda CBR600RR<ABS>

  • Honda CBR600RR<ABS>
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高性能な水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒600ccエンジンを軽量なアルミフレームに搭載した、20歳代、30歳代を中心に高い支持を得ているスーパースポーツモデル「CBR600RR」のエンジンなど各部の熟成を図るとともに、スーパースポーツモデル用に世界で初めて開発した電子制御式“コンバインドABS”を搭載。 スーパースポーツモデルは、車両のコンセプト上、ホイールベースが短く車両重量が軽い設計となっていて、急激な制動時に車体が大きくピッチングする傾向にあるため、車体の挙動を安定させることができるブレーキシステムの開発が求められていた。 このシステムは、コンバインドブレーキシステム(前・後輪連動ブレーキシステム)と、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の双方を電子制御化し、より緻密にコントロールすることで、ブレーキング時の安心感を大幅に高めている。 今回のABSタイプの追加で、より幅広いスポーツファンの要望に応えられるものとした。

保管場所
製作(製造)年 2009
製作者(社) 本田技研工業株式会社
資料の種類 量産車
現状 -
車名 / 製作
車名
Honda CBR600RR<ABS>
型式
PC40
会社名
本田技研工業株式会社
車種・用途
自動二輪車
型式 / 重量
スタイル
オートバイ
乗員
2名
車両重量
197kg
車体 / 寸法
全長
2,010mm
全幅
680mm
全高
1,105mm
前照灯
ラインビーム
タイヤサイズ(前)
120/70 ZR17 M/C 58W
タイヤサイズ(後)
180/55 ZR17 M/C 73W
車体 / 車軸 / 操縦 / 付属
フレーム
ダイヤモンド
懸架方式(前)
テレスコピック式(倒立タイプ)
懸架方式(後)
スイングアーム式(ユニットプロリンク)
軸距
1,380mm
車高調整
なし
ブレーキ(前)
油圧式ダブルディスク [電子制御式”コンバインドABS]
ブレーキ(後)
油圧式ディスク [電子制御式”コンバインドABS]
ダンパー(前)
あり
ダンパー(後)
あり
走行安定装置
前後輪連動ブレーキ(電子制御式”コンバインドABS)/HESD
特徴
新設計の中空アルミダイキャスト製ツインチューブフレームの採用やマス集中化の徹底により、軽快なハンドリングとシャープな応答性を実現し、マシンのヨーモーメントおよびコーナリング時の旋回性を向上させた。 また、走行状況に応じてECUが常時最適な減衰力特性を維持する、電子制御方式油圧式ダンパー「HESD(Honda Electronic Steering Damper)」を採用し、路面からの外乱や振動を効果的に低減するよう、減衰特性を高めている。
機関 / 寸法 / 出力
種類
水冷 4ストローク
気筒配列
直列4気筒
弁機構
DOHC 4バルブ
気化器
電子式<電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)>
内径x行程
67.0×42.5mm
排気量
599cc
点火系
フルトランジスタ式 バッテリー点火
最高出力/回転数
57[78]/12,000 (kW[PS]/rpm)
最大トルク/回転数
52[5.3]/10,000 (N・m[kg・m/rpm])
排気浄化
三元触媒/空燃比フィードバック制御機構/二次空気供給装置
過給機
なし
潤滑方式
圧送飛沫併用式
始動方式
セルフ式
燃料タンク容量
18.0L
特徴
軽量・コンパクト化を追求した高性能な水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒600ccエンジンは、さらなる出力特性の向上を目指し、吸気ポートの内面に特殊処理を施し混合気のスムーズ化を図るとともに、排気系の見直しとのセッティング変更を行うことで、ワインディング走行で多用する中・高回転域でのトルクを向上させている。 また、最高出力は従来モデルに比べ6kWの向上を実現。燃料供給装置は、従来モデルで好評を得ている1気筒あたり2つのインジェクターをもつ電子制御燃料噴射装置(PGM-DSFI)を引き続き採用し、スロットルレスポンスに優れたものとしている。
ハイブリッド
ハイブリッドシステム形式
なし
駆動系
変速機
常時噛合式6段リターン
動力伝達方式
チェーン
クラッチ形式
湿式多版コイル・スプリング
性能
燃費率
29.0(60km/h 定地走行テスト値)