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ヤマハパフォーマンスダンパー

  • ヤマハパフォーマンスダンパー

パフォーマンスダンパーは、車体を”ばね要素の集合体”と考え、非可動部に直接減衰を付与することで、車体性能をさらに向上させる世界初の技術である。
製品としての狙いは操縦安定性、乗心地の背反する車両の性能を高次元で両立させることである。
その効果は以下のとおり。
①ハンドリング性能の向上(正確かつ安定した挙動)
②直進安定性の向上(漂い感の無い直進性)
③乗心地の改善(フワ付きの解消、ハーシュネスの改善)
④上質感の向上(振動、騒音の低減、内装キシミ音の低減)

224文字

保管場所
製作(製造)年 2001
製作者(社) ヤマハ発動機株式会社
資料の種類 量産品
現状
型式
名称
ヤマハパフォーマンスダンパー
パフォーマンスダンパー
通称名
PD
会社名 / 制作
会社名
ヤマハモーターハイドロリックシステム(株)
用途
車体用制振用
製作年
2001
設計者
沢井誠二
酒井浩二
近藤勝広
佐藤正浩
構造・方法・手段・方法等基本構造は単筒ガスショックと同等であるが、微小変位でも減衰力を発生することができる様、下記の点を工夫している
① 高圧窒素ガスでオイルを加圧することによる応答性を向上
② リークを最大限減らすため、ピストン回り設計の改良
③ ガス反力をキャンセル
④ 飽和特性の減衰力特性の採用
エピソード・話題性車体の変形は1mm以下であるのに対し,油圧式のダンパーで”効くか?そんなもの!”との声も出たが,驚くほど効果があった。
参考文献パフォーマンスダンパーの開発,ヤマハ技報,第38号,2004