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プリクラッシュセーフティシステム(PCS)[衝突被害軽減ブレーキシステム]

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2006年日野自動車は商用車としては世界で初めて大型トラックに衝突被害軽減ブレーキ(PCS)を搭載し、2010年には大型トラック/大型観光バスに全車標準装備としました。2016年にはミリ波レーダー+画像センサーを搭載し、停止車両に加え静止歩行者の検知も可能な新型PCSを小型トラックに標準装備し衝突回避を支援。2017年には中型トラック/大型トラックへも新PCSを搭載しフルラインナップ展開が完了し、商用車の衝突・追突事故の抑制に貢献しています。

保管場所 日野自動車㈱
製作(製造)年 2017
製作者(社) 日野自動車株式会社
資料の種類 量産品
現状 使用中・公開
通称名日野自動車㈱
適用車種商用車
装置構成2種類の前方センサー(ミリ波レーダ,画像センサ)と衝突の可能性を判断し警報指示と制動指示を行うコントローラ、および警報表示部(メータ)、ブレーキシステムによって構成される。
表示部マルチインフォメーションディスプレイ
性能機能・歩行者検知機能付き衝突被害軽減ブレーキ
・協定規則第131号
効果衝突被害軽減
エピソード・話題性トラックの事故は平成23年以降減少しているが、平成27年には19825件発生しており依然として多い。
その内、事故類型で見ると追突事故が最多で9698件発生しており、事故の抑制効果として衝突被害軽減ブレーキが期待出来る。
また、トラックの死亡事故類型を見ると、人の横断中の事故が77件発生し、
事故類型中最多となっており、歩行者への対策も重要であると考えられる。
この様な背景より、2016年の小型トラック向けPCS設定時に歩行者検知機能を盛り込み設定し、2017年には大中型トラック及び大型観光バスへ設定を拡大させた。
参考文献・国土交通省 自動車運送事業に係る交通事故対策検討会「自動車運送事業に係る交通事故対策検討会報告書(平成28年度)」(平成29年2月)